TOP


救急車が到着するまでに


※わたしたちは、いつどこで突然のけがや病気におそわれるか分かりません。
また、けがや病気の中には、そのままにしておくと状態の悪化を招き、生命が危険におちいるものがあります。そこで、救急車が到着するまでに、傷病者の管理法を簡単に 紹介します。

 衣服のゆるめかた
・傷病者には楽な姿勢をとらせ、衣服やベルトなどをゆるめます。
・衣服は、傷病者に動揺を与えないように、できるだけ安静を保ってゆるめます。
・傷病者によく説明をし、希望を聞きながら衣服をゆるめ、無理強いをしない。
 保温
・保温とは傷病者の体温を保つことです。
・悪寒・体温の低下・顔面蒼白・ショック症状などが見られる場合は、傷病者の体温が逃げないように毛布などで保温をします。
・季節に関係なく実施して下さい。
・保温をすることで、圧迫感を与えないようにします。
・服が濡れているときは、脱がせてから保温をします。
 体位の管理
・傷病者に適した体位(姿勢)を保つことは、呼吸や循環機能を維持し、苦痛を和らげ、症状の悪化を防ぐのに有効です。
・傷病者が希望する、最も楽な体位(姿勢)をとらせます。
・体位(姿勢)を強制してはいけません。 

では、その場ですぐ行わなくてはならない応急手当を列記してみます。
  ・意識をなくしたとき(意識障害のとき)
気道確保
  ・気道がつまったとき
異物の除去
   :傷病者の顔を横に向けて、指にハンカチ、ガーゼを巻き付け、異物をかき出します。
(指拭法)
   :傷病者を自分の法に横向きに寝かせます。手のひらで肩甲骨の間を強く4回叩きます。
                                                   
 (背部叩打法)
  ・呼吸停止のとき
呼気吹き込み人工呼吸
  ・心肺停止のとき
心肺蘇生法
  ・大出血のとき
止血
  ・ショックがあるとき
症状にあった体位(姿勢)の管理
  ・頭痛・胸痛・腹痛のとき
楽な体位(姿勢)

※その場での適切な行動が、尊い人命を救います。その場に居合わせた「あなた」の迅速な手当と119番通報は、救命リレーのスタートです。